2019年1月29日火曜日

戦国武将「毛利元就」が山口の大名「大内義隆」にふるまったとされる献立を再現!|毛利食|広島県三原市

これが毛利食!

この「毛利食」は、県立広島大学の学生さんが研究している毛利元就が振舞ったとされる献立の一部を再現したものです。

2017年11月から古い文献を元に約10名のメンバーで研究されて作られたのだそう。当然、昔の文献ですから読み解くところから始まり、「文字情報」から再現するところまでを考えると、、かなり大変だったのではないかと思います。

今回再現されたのは、文献にあった57品のうち5品で、色々試行錯誤しながら再現していく中で、自信のあるものを選定したとのことでした。

あわひ
アワビ、ケシの実、ししとう(文献では青唐辛子)をお豆腐で和えています

雲月羹(うんげつかん)
さわら(文献ではコノシロ)と野菜を寒天を使って固めたも寄せもの
黄菊(文献ではたんぽぽ)を散らし、雲から覗く「月」をイメージされているそうです

鶏のかハ煎(とりのかわいり)
神明鶏(文献では鶴)を酒と塩で炒っています

ふくめ鯛お湯漬け(お米・具)
 ふくめ鯛の田麩(でんぶ)と大葉
 これを米にのせてダシを注いでいただきます

実際に食べてみた感想

薄味をイメージしていたので、無意識に塩気の少なそうなものから箸をつけていました。素材の味を楽しみながらだんだんと塩気のあるものに食べ進め、その時代の人たちが食べるご馳走はこんな料理だったんだなぁと、様子を想像しながら食べました。

57品もの料理が並んだというのだから、きっと、うまい酒を酌み交わしながら、一晩中宴を楽しんだんだろうなぁ。。。

お味は、薄味のものも、シシトウ(文献では青唐辛子)やあわびの食感でアクセントをきかせる工夫があって、すごく考えられたメニューだなぁと思いました。

今回、「道の駅 みはら神明の里」キッチンルマーダの中田シェフがレシピを参考に調理・再現され、昔は”お湯づけ”も冷や飯で出されていたと思う、味つけは「味噌の上澄み、塩、だし」のみ、などその時代の環境や食材などの話しも交え説明をしてくださいました。

再現された料理は、3月23日(土)に「芸術文化センターポポロ」で開かれる毛利三兄弟のご当家による「三矢の訓対談」や、道の駅 みはら神明の里などでの提供をめざし、今回出た意見をもとにさらに改良していかれるとのことでした。

個人的には、これがお弁当のような形で提供できるようになって、三原市内の各イベントでの提供や、駅弁になったり、市内飲食店、ホテルなどでは再現可能なメニューからお好きな5品・7品・10品から選べますみたいなメニューになって「毛利食」が三原で広く楽しまれるようになるといいなと思ったのでした。(言うのは簡単だよ本当)

このプロジェクトに関わられている皆様に勝手に感謝!(笑)

最後に・・・1週間程度で消えますが試食の様子です
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190128-00000009-tssv-l34

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