2014年1月16日木曜日

失う恐怖

何も持たずに生まれきたのに。

人は、失うことへの恐怖にどこか怯えながら生きている。

その失いたくないものが増えると、その人の強さになることもあるし、

弱さにつながることもある。

失いたくないものと一言で言ってもいろいろなものがある。

(A)お金、権力、地位、名誉

(B)家族や友人など「人」

このうち、(A)を失うことで(B)も失うと言う人もいる。

これについては、今回は触れない。

また、生まれた家によっては(A)が約束された状態の場合もあるけれど、

それは、人生の中で得ていくものが多い。

人はなぜそれらに執着するのか。

手に入れる為に必死に頑張ったからなのか、

無くなると自分でなくなってしまうような錯覚に陥っているのか。

そうかと思えば、本心かどうかは別として、

「何も無かった頃のほうが幸せ」と浸る人もいる。

何が正しくて、何が良いとは言えないけれど、

どれも、程良い緊張感と、責任感を持つことには良い影響もあるだろう。 

けれど、度を超えるとそれはただの執着心となり、

それらを守る為だけの人生になってしまう。

それが悪いとは思わない。(特にBに関しては)

ただ、(A)に限っては、守る為に多くの事を見失っていないか、

自分に問う時間も必要だと思う。

世の中に対してそう感じる場面が増えたのは、

オトナになって、大人とつきあうようになったからなのかな。



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