そんな中、Amazonの強さが際立っている。2014年には日本での売上が8,000億円を超え、右肩上がりの成長を続け、日用品を手数料290円で届ける”Amazonパントリー”や、商品が1時間で届いちゃう”prime now”(本日11月19日サービス開始 対象エリアは東京都世田谷区、目黒区、大田区、品川区、渋谷区、港区、杉並区、新宿区(一部除く)順次拡大予定)など、新サービスを充実させて顧客囲い込みに注力しているようです。
一方、家電量販店業界で謎の集団と呼ばれているヨドバシカメラの独自性が非常に気になります。家電量販店各社はこの10年間、再編を繰り返してきたが、ヨドバシカメラは一度もM&Aをしておらず、非上場を貫き、業界団体にも属していない。
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家電量販各社の売上高順位と経常利益率
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※ビックカメラは2014年8月期その他は2015年3月期 (ヨドバシカメラは単独)決算
1)ヤマダ電機 2.1%
2)ビックカメラ 2.9%
3)エディオン 1.6%
4)ヨドバシカメラ 7.8%
5)ケーズホールディングス 4.1%
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ヨドバシカメラの強み
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●ネット通販
ヨドバシカメラは2000年頃からネット通販に注力し、いちはやくオムニチャネル戦略に舵を切った。実店舗・ネット通販・SNSを連動させ、統合販売チャネルの構築によってどのような販売チャネルからも同じように商品を購入できる環境を実現。
●自前主義
リアルの店舗をショールームと割り切り、店舗で商品説明→その場でスマホ決済できる仕組みで、レジも不要になる、買い物袋も必要なくなる、手ぶらで帰れるのでお客さんにとってのメリットも大きい。新しいサービスとしては、注文からお届けまでわずか6時間のサービス”6時間配送サービス”が始まっている。現在は都内3区のみ(中野・杉並・新宿)だが、年内に都内23区に拡大予定。このサービスが無料提供できるのも、物流まで自社で行っているヨドバシカメラならではの強み。6時間配送サービスはユーザーにとっては便利で喜ばれ、ヨドバシカメラにとっては、再配達コスト削減などのメリットがある。
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今後の展望
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ヨドバシカメラは海外進出は全く考えておらず、その理由としては、国内市場で充分伸ばせると考えている為。経済産業省調べでは、商品分野別のネット通販の割合が、生活家電、AV機器が24%で全体の約4分の1程度となっているが、食品・飲料などは1.9% 衣類・服飾雑貨などは8.1%などまだまだ伸びしろがある。そちらへビジネスを広げる考えだが、扱う商材を増やすということはライバルが増えるということ、今までのようにヨドバシの強さを貫けるか今後の動向が注目される。
ヨドバシカメラが6時間配送サービスをスタートさせて、たった2ヶ月でAmazonが1時間で届けるサービス”prime now”を日本でも開始、、、。
ユーザー側としての要望とすれば「ダンボール」の処理について。商品が早く届くのは嬉しい。重たい飲料を運ばなくても良くて便利。でも、、、あのダンボール達はヘビーユーザーになるには大きな壁となるのです。たくさん届くとたくさんストレスになるのです。あの箱が。。。そこのサービス(回収)が充実すると絶対ヘビーユーザーになる自信がある。笑 大型商品の梱包材などの回収はあると思いますが、日用品の取扱いをするなら、なおさらそこをクリアにしていただきたいー!というのがユーザーとしての要望です☆届いた後のことまで考えてくれる♥︎そんな贅沢を実現してください(笑)
もしすでにサービスがあったらごめんなさい。
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